口腔乾燥症でお悩みの方は口腔外科へ
2020年12月12日
皆さんこんにちは。
ちがさきサザン歯科です。
口腔乾燥症であるドライマウスは、現代人にとても多い病気のひとつといえます。
その原因はさまざまで、治療のアプローチもケースに変えていかなければなりません。
そんなドライマウスの診断、治療は口腔外科に任せると良いですよ。
なぜなら、ドライマウスの原因というのは、唾液腺の異常や全身の病気が関係していることがあるからです。
ドライマウスの原因となる全身の病気としては、「シェーグレン症候群」が有名です。
シェーグレン症候群とは、唾液腺や涙腺に慢性的な炎症が生じる病気で、唾液や涙液の分泌の減少が認められます。
唾液の分泌が低下すると、お口の中が乾燥しますよね。
その結果、ドライマウスを引き起こすのです。
そんなシェーグレン症候群によるドライマウスでは、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促したり、人工唾液で口腔内の保湿を行ったりします。
必要に応じてお医者さんと連携しながら治療を進めていきます。
ドライマウスの原因として以外に多いのが「口呼吸」です。
私たちは本来「鼻呼吸」する生き物ですが、それが口呼吸になってしまうことで口腔乾燥を引き起こします。
ただ、口呼吸が原因のドライマウスで難しいのは、単なる習慣に由来しているのではなく、歯並びや骨格の異常に由来していることも珍しくない点です。
そういったケースでは、当然のことながら歯並びの改善や骨格的な異常の外科的治療が必要となります。
そんな場合も口腔外科であれば柔軟に対応することができます。
ドライマウスを放置すると、口腔内での細菌繁殖が促され、むし歯や歯周病のリスクが上昇します。
さらには、口内炎などのできもの、腫れものなども生じやすくなりますので、早期に改善するよう努めましょう。
このように、ドライマウスは何が根本的な原因になっているかはなかなか判断しにくいので、まずは歯科口腔外科までお越しください。
さまざまな可能性を考慮した上で、精密な診断をくだします。