初期のむし歯は削らずに治すことができる?
2020年5月17日
皆さんこんにちは。
ちがさきサザン歯科です。
歯というのは、治療を繰り返せば繰り返すほど、その寿命が縮まっていくものです。
そのため、治療の回数を減らす、あるいは再発のリスクを少なくすることは、歯を長持ちさせる上で非常に重要といえます。
とくに、進行度が浅いほど、歯を削る量も少なくなることから、むし歯の早期発見・早期治療はとても有益なことなのです。
そこで今回は、発生して間もない初期のむし歯であれば、歯を削らずに治すことも可能である点を詳しく解説します。
初期のむし歯は、歯の表面に白く濁ったような斑点が現れます。
これを「白濁(はくだく)」といったり「白斑(はくはん)」といったり、その呼び名はさまざまですが、患者さまご自身でも比較的見分けやすい症状といえます。
歯の白濁している部分では「表層下脱灰(ひょうそうかだっかい)」という現象が生じています。
これは歯の内部で歯質が溶け出していることを意味し、そのまま放置すると歯の表面にまで穴があくようになります。
そうなると一般的なむし歯と変わらなくなるため注意が必要です。
初期のむし歯は、基本的に削らずとも治すことができます。
なぜならまだ実質的な欠損が生じていないからです。
そこで有効となるのがフッ素塗布などによって歯の再石灰を促すことです。
先ほど述べたように、初期のむし歯では歯質の中で脱灰が生じていることから、再石灰作用によって再生させる必要があるのです。
ちがさきサザン歯科であれば、そうした初期のむし歯に対するフッ素塗布も実施しておりますので「これってむし歯かも?」と思われたら、すぐにご連絡ください。
このように、初期のむし歯を早期発見し、早期治療することができれば、歯を削らずに治すことも可能です。
ただ、発生して間もないむし歯は自覚しにくいものなので、できれば敵的に当院までご来院ください。
どんなに小さな異常でもしっかり見つけて、早期に対応いたします。