ブログ|茅ヶ崎駅近く徒歩3分の歯医者【ちがさきサザン歯科】

診療時間
10:00~13:00
14:30~19:00

休診日:水曜日・祝日

:17:00まで診療

〒253-0056
茅ヶ崎市共恵1-7-11 2階

tel. 0467-95-4180
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マスクの無料滅菌サービス

2020年4月2日

ちがさきサザン歯科では新型コロナウィルスでお困りの市民の皆様に何かお役に立てる事はないかと検討しました結果、

マスクの「無料滅菌のサービス」をご提供させて頂く事に致しました。(滅菌とは細菌・ウィルスを完全に死滅させる事を指します。)

持ち込んで頂いた、再利用したい使い捨て及び布マスクをお一人分ずつ個別にパックし、袋にお名前・ご住所等ご記入頂きお預かりし、滅菌させて頂いた後、お返し致します。(中一日でのお預かりを予定しております。水曜日・祝日は休診日のため翌日のお返しになります)

ただし、幾つか注意点がございます。

①オートクレーブという高温水蒸気での滅菌になりますので、不織布やゴムの劣化は多少出ます事をご留意お願い致します。また、「超立体マスク等、立体型のマスク」は樹脂の使用が多く縮みが強く出てしまうためお預かりできません。(残念ながらメーカー推奨での方法ではございません。ただマスクについた細菌、ウィルスは完全に死滅します)

②汚れそのものを洗い流すものではありませんので、付いてしまっているお化粧などの汚れは落ちません。(アイロンのスチームを当てるイメージになります)そのため酷く汚れてしまっているマスクのお預かりは出来かねます。

③ノーズワイヤーが入っているマスクはワイヤー素材が溶けてしまうポリエチレン製の事が多いため、受付時に内側のワイヤーの部分に少しだけ切れ目を入れてワイヤーを抜いて頂いてからお預かりします。滅菌後はワイヤーをお戻し頂ければ、お使い頂けます。切れ目部分が気になる方はシール等で塞いで頂けますようお願い致します。

一人でも多くの方にご利用頂きたいのと、限られたスタッフ・機材での対応のため、大変申し訳ございませんが、一日の持ち込み上限はお一人様5枚までとさせて頂きます。

また、万が一、滅菌工程で損傷してしまった場合も保証が出来ませんのでどうかご了承お願い申し上げます。

医療機関の端くれとして、茅ヶ崎の皆様の健康に貢献出来れば幸いです。

当医院の患者様以外でもどなた様でもご利用頂けますので、お気軽にお申し付け下さい。

※大変申し訳ございませんが、郵送でのご対応は出来かねます。

※高温水蒸気での滅菌になりますので、ナイロン等の高温NGの化繊の布マスクはお預かり出来ません。

※ポリウレタン製のマスク(ピッタマスク等)も高熱処理はできないのでお預かりできません。

また、布地の縮み等のリスクもご了承下さいませ。

新型コロナウィルス対策について

2020年3月31日

ちがさきサザン歯科では、日頃より全ての感染症を防ぐため、徹底した滅菌処理及び診察チェアの消毒を行っております。

医療用の空気清浄機を完備しておりますので、医院内の換気もきちんとできております。

また、受付業務の際も飛沫感染防止のためマスク着用にて御対応させて頂きますことご了承くださいませ。

一日も早く事態が収束をすることを願っております。

診療時間変更のお知らせ

2020年3月3日

日頃より「ちがさきサザン歯科」をご利用頂きありがとうございます。

ちがさきサザン歯科は3/15(日)より日曜日の診療も開始することとなりましたので、お知らせ申し上げます。

日曜日は17時までの診療となります。

その他の曜日の時間変更等はございません。

これからも、ちがさきサザン歯科をよろしくお願い申し上げます。

ちがさきサザン歯科の紹介動画

2020年2月20日

この度、当医院の紹介動画を作成してみました。

初めてご来院して頂くときに、病院の場所が分かりにくかったとのお声を頂戴しましたので、アクセス方法を中心に簡単な紹介動画となっておりますので、よろしければご覧ください!

ウィルスも除去する空気清浄機

2020年2月15日

最近、インフルエンザやコロナ性肺炎などの恐ろしい感染症が流行していて怖いですね。

ちがさきサザン歯科では、「全身の健康維持のための歯科治療」という概念を掲げており、院長の強い希望で歯科医院ではまだ導入が珍しい医院専用の空気清浄機を設置しております。

受付から診療室に入るスロープの上の天井に埋め込んであるこちらがその空気清浄機です。

こちらの空気清浄機は、歯科治療で出る粉塵や匂いだけでなく、特殊なセラミックフィルターとブラックライトでウィルスも99.95%除去する(メーカーデータ参照)という優れものです。

願わくば、この空気清浄機が本領発揮なんて事態にならないで一連のコロナウィルス騒ぎが収束してくれるといいのですが、

皆様くれぐれもうがい手洗いを心掛けて健康にお過ごしください。

痛みを抑えた歯科治療

2020年2月10日

皆さんこんにちは。

ちがさきサザン歯科です。

 

歯科治療を苦手としている人の大半は、施術に伴う痛みが原因となっていることかと思います。

 

痛み」というのは誰にとっても嫌なもので、出来れば痛みを感じずに歯科治療を終えたいものですよね。

 

そこで当院では、可能な限り痛みを抑えた「低侵襲な歯科治療」を実施しております。

 

歯を削る量や回数を少なくする

歯科治療に伴う主な痛みは、歯を削ったり、歯を抜いたりするときに生じます。

 

歯を削る量が多ければ多いほど、施術に伴う痛みも増加することから、切削量は最小限に抑えるに越したことはないのです。

 

残せる歯質の量が増えれば、歯そのものの寿命も延びますので非常にメリットが大きいといえます。

 

しかも、治療期間や治療費を抑えることにもつながるのです。

 

もちろん、そのためには高い技術力と正確な診断力が不可欠といえます。

 

ちがさきサザン歯科なら、そうした精度の高い歯科治療を実施することが可能です。

 

痛くない麻酔処置

これまであまり歯科治療を受けたことがなかったり、随分と前に受けたきりの方だったりすると、歯を削る際の痛みばかりが強く印象に残っているかもしれませんね。

 

けれども、歯科治療で実際に強い痛みを伴うのは、歯を削る前の「麻酔処置」であるケースも少なくありません。

 

麻酔処置では、口腔粘膜というとてもデリケートな部分に注射針を刺すことから、歯の切削とはまた違う痛みを伴います。

 

そこで当院では、麻酔針を刺す前に「表面麻酔」を作用させることで、施術に伴う痛みを軽減しております。

 

また、細い注射針を使用したり、ゆっくりと一定の速度で薬液を投与したりすることで、組織への刺激を最小限に抑えるよう努力しております。

 

まとめ

このように、ちがさきサザン歯科なら痛みの少ない歯科治療を受けることができますので、「歯医者が怖い」「痛くない歯科治療を受けたい」という方は、お気軽に当院までご連絡ください。

 

院内も落ち着いた雰囲気で、リラックスした状態で治療を受けることができますよ。

むし歯・歯周病を予防するための歯科処置

2020年2月10日

皆さんこんにちは。

ちがさきサザン歯科です。

 

むし歯や歯周病というのは、細菌感染症の一種であることから、その予防には口腔衛生の向上が何より重要といえます。

 

つまり、歯の表面に歯垢や歯石をいかにため込まないかが予防の鍵を握るのです。

 

ちがさきサザン歯科では、そうしたむし歯や歯周病予防のために、いくつかの歯科処置を実施しております。

 

PMTC(歯面清掃)

PMTCとは、歯の表面をきれいに清掃する処置で、一般的には「歯のクリーニング」と呼ばれています。

 

毎日の歯磨きでは落としきれない汚れを機械的なブラシを使ってきれいに磨き上げていきます。

 

その際、除去されるのは歯垢だけではありません。

 

実は、細菌の温床となりやすいのは歯垢だけではないのです。「バイオフィルム」という歯の表面を覆っている膜のような物質もむし歯や歯周病のリスクを著しく上昇させているため、この被膜も定期的に除去することが口腔疾患を予防する上で重要といえます。

 

PMTCであれば、バイオフィルムもきれいに取り除くことが可能です。

 

フッ素による歯の再石灰化の促進

むし歯予防に効果的な方法といえば、フッ素の歯面塗布ですよね。

 

歯の表面に高濃度のフッ素を作用させることで、歯の再石灰作用を促進します。

 

また、脱灰した歯質が再石灰化される過程でその内部にフッ素が取り込まれ「フルオロアパタイト」という特別な構造が作られるメリットもあります。

 

ちなみに、フルオロアパタイトはむし歯菌が産生する酸へと抵抗性が高いという特徴を持っています。

 

歯磨き指導

むし歯や歯周病を予防するためには、正しい歯磨きを実践することが大切です。

 

そこで当院では、歯磨きの専門家である歯科衛生士が患者さまそれぞれに最適といえる歯磨き指導を実施いたします。

 

まとめ

このように、当院の予防歯科では歯の表面にたまった汚れを取り除くだけではなく、歯質を強くし、正しいブラッシングを実践できるようサポートいたします。

 

そんな予防歯科の処置を受けてみたいという方は、いつでもお気軽に当院までご連絡ください。

 

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

お誕生日クーポン

2020年2月4日

いつもちがさきサザン歯科をご利用頂きありがとうございます。この度、医院を受診して下さっている患者様限定でお誕生日クーポンをご用意いたしました。

3月にお誕生日を迎える方々から順に、スマホアプリ診察券の方にはアプリに、メールアドレス等をご登録頂いている方々にはそちらにお誕生日月の前の月の15日に一律配布させていただく予定です。

(一番最初にクーポンが届く方は2/15に届く予定です)

クーポンの内容は届いてからのお楽しみに!

※クーポンが届かなかった等ありましたら、医院にお尋ねください。

ホワイトニングの方法

2020年1月10日

本日は前回の続きでホワイトニングの具体的な方法のご紹介をしたいと思います。

当医院で取り入れていているのはGC社製のTionとういうホワイトニングシステムになります。

こちらがメーカーによる紹介ページなります。

http://www.gcdental.co.jp/tion/homeplatinum/index.html

流れをフローチャートにてご説明します。

(*シェードテイキングとは歯の明度と色味を測定することです。

当医院ではVita社のガイドを利用しております。

ABCDが色を、数字が明度を表します。

数字は小さい程明るいです。日本人の平均的な数値はA3-3.5だと言われています。)

ホワイトニングを開始していただきましたら、1週間ごとに知覚過敏のケアとホワイトニングの成果を測定しフォローして参ります。

ホワイトニングのゴール自体は特に設けておりませんが、やればやるほど明るくなるものでもありませんので、患者様と相談しながらやめ時を決めていきます。

また、追加の薬剤のみの販売も行ってますので、続けていきたい患者様にも対応させて頂いております。(他院でホワイトニングトレーを作製され、当院にて薬剤のみのご要望は誠に勝手ながらお断りさせて頂いております。)

口元が明るいと清潔感のある印象を与えることができます。

いつでもご相談ください。

当医院のホワイトニングのご案内です。よろしければご参照ください。↓

https://www.chigasaki-southern-dc.com/whitening.html

新年のご挨拶

2020年1月6日

新年明けましておめでとうございます。

オリンピックイヤーの2020年が始まりましたね。

どんな一年になるのでしょうか?

ちがさきサザン歯科は本年もより一層、皆様に寄り添った歯科医院を目指してスタッフ一同邁進して参りますので、

よろしくお願い申し上げます。

ホワイトニングのお話

2019年12月17日

ふと笑った時の歯が白いととても清潔感があって素敵ですよね。

今日は歯を白くする方法についてのお話です。

審美歯科系の広告などでよく目にするホワイトニング。「きっと歯を白くするのだろう。」とは皆様もご理解されているかと思います。

では、具体的にホワイトニングとは何をするのでしょうか?

歯科において歯を白くする方法は様々あります。

  • 歯の表面の汚れを落として元の歯の白さを取り戻すもの。こちらは「着色落とし」や「PMTC」という呼び名がついております。
  • 次に削って歯そのものを人工のセラミックなどの歯に置き換えるもの。芸能人などが用いる方法です。人工的な白さを素早く手に入れるための方法です。
  • もう一つが薬剤を使ってエナメル質内の不純物を除去する方法です。ホワイトニングというと歯科では厳密にはこちらの方法を指します。

では、薬剤でのホワイトニングとはどのように行うものか簡単に説明いたします。

ホワイトニングにも実は大きく二つの方法があります。

オフィスホワイトニングという歯科医院で濃度の高い薬剤で一気にトーンアップするものと、

ホームホワイトニングという患者様自身が自宅でご自分でマウスピースを使って少しずつトーンアップする方法です。

当医院では、後者のホームホワイトニングを取り入れております。

実はホワイトニングの副作用として「歯がしみる」という症状があるのですが、オフィスホワイトニングの方は濃度が高い薬剤で一気に行ってしまうため、処置後の「しみ」の程度の加減が難しいのです。

また、先程も書きましたが、ホワイトニングとはエナメル質内の不純物を除去することで歯の透明度を上げ、白くするのですが、不純物が抜けた後は一時的にエナメル質に空洞があるような状態です。(そのため「しみる」のですが)

一気に抜くということはそれだけ空洞が出来、その空洞に歯を構成するカルシウムなどが収まる前にまた不純物が入り込みやすいのです。要するに「後戻り」がどうしても発生しやすいのです。

ホームホワイトニングでも同じような現象は起きていますが、濃度が低いものでゆっくりと除去していくので、症状をコントロールがしやすく、「後戻り」もオフィスに比べしにくいのが利点です。

少しお話が長くなってしまったので、次回のお話でホームホワイトニングの具体的なやり方をお話したいと思います。

こんな症状はむし歯かも?

2019年12月5日

皆さんこんにちは。

ちがさきサザン歯科です。

 

近年、予防歯科の概念が広がり、むし歯予防に力を入れる人も増えてきました。

 

その甲斐あって、「これまでむし歯にかかったことがない」という方も珍しくなくなりましたね。

 

それだけに、むし歯になるとどんな症状が現れるのか、あまり知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、むし歯が疑われるようなお口の異常や症状についてわかりやすく解説します。

 

歯の表面が黒くなっている

むし歯を発症した際、視覚的に最も気付きやすい症状は「歯の黒ずみ」です。

 

私たちの歯というは、本来白くて光沢がありますが、むし歯になると歯の一部に黒ずみが生じるようになります。

 

その黒ずみが1つの歯のほんの一部分に限定されていて、歯ブラシによるブラッシングでも除去できない場合は、おおよそむし歯であると考えて間違いはありません。

 

それがもし、1本の歯の大部分や複数の歯に及んでいる場合は、歯の着色や変色が疑われます。

 

いずれにせよ、一度当院までお越しください。

 

歯の表面に穴があいている

歯の表面に穴があいていたら、ほぼむし歯であると考えられます。

 

歯の表面を覆っているエナメル質というのは、人体で最も硬い組織であり、そう簡単に穴があくようなことはないのです。

 

その穴が深ければ深いほど、また大きければ大きいほど、むし歯の進行度も高いといえます。

 

食べ物や飲み物がしみる

食べ物や飲み物を食べた際に「しみる」という症状が現れた場合もむし歯が疑われます。

 

冷たいものを口にした際に、ときどきしみる程度であれば「象牙質知覚過敏症(ぞうげしつちかくかびんしょう)」も疑われますが、痛みが頻繁に起こったり、歯の表面に穴があいていたりする場合は、むし歯であると思われますので、すぐに「ちがさきサザン歯科」までお越しください。

 

まとめ

このように、「歯が黒くなっている」「歯に穴があいている」「食べ物や飲み物がしみる」場合は、むし歯が疑われますので、まずはしっかりとした診査診断を受ける必要があります。

 

当院であれば、できるだけ削らない低侵襲なむし歯治療を実施することが可能ですよ。

詰め物のお話

2019年12月4日

今日は少し小難しい話を書こうと思います。お口に入っている様々な詰め物のうち保険で作れる金属の詰め物(銀歯)について。

 銀歯の一例

銀歯については沢山語れる項目があるのですが、本日は銀歯が出来るまでの工程を手短にお伝え出来ればと思います。

まず、虫歯の歯を銀歯の形に削り、型をとります。患者様が目撃するのはここまでかと思います。

その後の工程は

型を取ったものに石膏を流します。

そうすると患者様の歯とそっくりの模型が出来上がります。歯科医院がするお仕事は一旦ここまで。ここからは技工士さんの出番です。

②技工士さんは模型をまず、加工しやすように台付けをしたり、患部の歯だけ外れるように分割したりします。(私も大学病院にいた頃は自分で銀歯を作ってみようと試みましたが、まずこの模型の下準備で時間がかかってしまい苦労しました)

下準備が終わったら、銀歯型に凹んでいる患部に今度はワックスを流し込みます。ワックスアップと呼ばれる作業です。ロウで歯の銀歯の形を作るのです。

グレーの部分がワックスです。

③そして、出来上がったワックスだけを今度は埋没材と呼ばれる石膏の一種に埋め込んで鋳造していきます。

④鋳造したての銀歯は高熱により酸化し真っ黒です。それをピカピカになるまで磨いて技工士さんから病院に納品されます。

こんな工程を経て届いた銀歯を今度はお口に合わせていきます。歯の感覚は非常に繊細で髪の毛一本でもきつく感じたり、高く感じるので最終調整は患者様のお口で実際に調整する必要があります。

きつさも高さも調整が終わってようやく患者様の歯にセットできます。

最近はその見栄えの悪さから敬遠されがちな銀歯ですが、このようにオーダーメイドのアクセサリー並みの手間と真心で作られているということが少しでも伝わればと思います。(もちろん白い詰め物も工程の違いこそはあれ、同じような手間暇を経て完成してます。)

当医院の虫歯治療のご案内です。ご参照ください。↓

https://www.chigasaki-southern-dc.com/cavity.html

歯がしみるメカニズム

2019年11月5日

今日は歯がしみるのメカニズムについてのお話をしたいと思います。

冷たいものを食べるとキーンと歯が痛くなることがありますね。それが辛くて、歯医者に行けば、虫歯か知覚過敏だと診断されることが多いかと思います。

しかし、そもそも何故歯はしみるのか不思議になりませんか?

実は歯がしみて痛くなるメカニズムはいまだにハッキリとしていないのです。もちろん、それらしい学説は何種類かあるのですが、完璧に説明がつくものがないのです。


歯の中には歯髄と呼ばれる神経組織があり、歯の痛みはこの歯髄は脳に伝えているのですが、この歯髄に刺激が伝わるメカニズムが未だに解明されていないのです。

少し話が逸れますが、痛覚というのは大きく分けて2つあります。足を何かにぶつけた時に最初にくる鋭い強い痛み、そしてしばらくしてジンジンとして伝わる鈍痛。前者はA δ線維、後者はC繊維と呼ばれる違う神経の層が担当しているのですが、歯髄にはA δ線維しかないのです。

つまり、歯の痛みは常に打撃が加わっているような強い痛みが走るのです。痛いはずですね。

お話しを戻しましょう。歯髄に歯への刺激が伝わるメカニズムの説として挙げられているのが、

① 象牙細管内神経分布説

② 象牙芽細胞受容器説

③ 動水力学説

④ 知覚受容複合体説

この4つになるのですが、一番有力なのが③の動水力学説です。象牙質に加えられたさまざまな刺激形態が、象牙質細管の内溶液の移動を起こし、象牙細管内に入り込んでいる知覚神経線維を刺激しているという説です。しかし、これも完璧に説明がつくわけではないみたいでして、真相はこれからの研究で明らかになることでしょう。

令和の時代になっても未だに歯が何故しみるのか分からないなんて、人体は本当に神秘で溢れていますね。


げっ歯目、重歯目の歯

2019年10月18日

げっ歯目・重歯目、(ネズミやウサギの仲間)彼らの歯は少し変わっているので、今日はそんなお話を書いてみようと思います。

ハムスターやウサギを飼った経験がある方はご存知かもしれませんが、彼らは常にガリガリと何かを齧っています。それもそのはず、彼らの前歯は常時伸び続ける構造をしているのです。また人間の歯と違いエナメル質は表側しか付いていません。高繊維の食事を摂取する中、歯の摩耗を防ぐのではなく歯が半永久的に伸びることを選択した進化なのでしょう。

そんなウサギなどはペットなどで柔らかい餌ばかり食べていると本来なら削れるべき歯が削れず伸び続けてしまう病気もあるみたいです。

歯が伸びすぎてしまったウサギ

もし人間が同じような歯の構造であったのなら、爪みたいに切ったり、オシャレをしたりするビジネスが生まれたのだろうなと妄想してしまいます。

様々な進化の過程で獲得した色々な動物達の歯。人間と比べながら学ぶと一層楽しみが増しますね。

オススメの歯磨き粉

2019年10月7日

当医院イチオシの歯磨き粉のご紹介をしたいと思います。

こちらのGC社製のルシェロホワイトという歯磨き粉になります。

GCというメーカーになかなか馴染みがないかと思いますが、歯科材料メーカーの中で3大メーカーには入る大手企業になります。

治療などで使うセメントやレジン、石膏など様々なものを製造している優秀な日本メーカーです。

さて、こちらの歯磨き粉ですが、ホワイトの名前が付いている通り、着色取りにとても優秀な効能を発揮します。

実は市販の着色取りに特化している歯磨き粉の中には研磨剤が荒すぎてかえって着色が付きやすい状態にしてしまうものがあります。(硬い研磨剤が入っていれば既に付着している着色は取れるのですが、歯の表面がガサガサになってしまい、汚れが付きやすい状態にしてしまうのです。)

その点こちらのルシェロホワイトはその研磨剤の粒の硬さ・大きさなどが絶妙なバランスで調合されていると思います。

着色取りだけでなく、歯の表面がとてもツルツルになるのでプラークも付きにくい歯にしてくれます。

一点、少しだけ好き嫌いが別れてしまうところが、発泡剤が入っていないので磨き心地が少し粉っぽい点です。発泡剤が入っているとどうしてもブラッシング時間が短時間になってしまうので、敢えて入れていない歯科医院専用品らしい処方です。

当医院でも販売しておりますので是非お買い求めください。

隠れメンバー

2019年10月1日

今日は当医院の隠れメンバーをご紹介したいと思います。

受付にひっそりと立っているのでお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、ぬいぐるみの「はっぽ君」です。

このぬいぐるみは広島県歯科医師会のマスコットキャラクターなのですが、広島の象徴の“平和の鳩”と“歯”を掛け合わせて、「はっぽ君」だそうです。

紅葉まで咥えていて、ややキャラ設定が渋滞しているようにも思いますが、可愛くて大好きです。

広島で働いていた病院の院長から頂き、

「いつか開業したら飾ります」と言い続けて5年ほど経ってしまったのですが、ようやく約束が果たせました。

S先生ありがとうございます。

これからも「はっぽ君」共々愛される病院を目指していきたいです。

歯の麻酔

2019年9月24日

歯を抜くとき、歯を削るとき、歯医者では麻酔をかけます。カルテ用語では浸潤麻酔と言います。

浸潤。書いて字の通り、歯科の麻酔は浸潤つまり染み込ませる形で効き目を出す麻酔の仕方をします。(他の麻酔の方法もあるのですが、99%こちらの浸潤麻酔で治療をします。)

染み込ませるとは、つまりどういうことか解説していきたいと思います。

上の図が浸潤麻酔のイメージ図になります。注射をした際の麻酔薬は粘膜と骨の間に貯留されます。そこから徐々に骨に染み込み、歯の根の先にある血管から歯の神経へと運ばれます。

そのため、下顎の奥歯など骨が硬くて分厚い部分は麻酔が効きにくい傾向にあります。

また、麻酔薬は炎症が起きている部位では麻酔効果が出ない化学式に変化してしまう性質があります。(炎症が起きるとそこの部位が局所的に酸性に傾くため、麻酔薬が変質してしまうのです。)

炎症があるから痛いのに麻酔が効かないので、患者様も術者も大変苦労します。

そんな時は一度、薬で炎症を落ち着かせてから処置をすることも多々あります。

以上が簡単にではありましたが、歯科で用いる局所麻酔の仕組みでした。

唾液検査

2019年9月19日

当医院ではライオン社製の唾液検査システムを導入しております。こちらの検査はコップに唾液を出して頂くだけで、虫歯菌の多さ・お口の酸性度・唾液の酸に対する抵抗力・唾液中の炎症反応指数・口臭指数などを測定できます。

検査結果はプリントアウトして患者様に即日お渡しできます。

このような見やすいチャート形式になっております。

自費の検査になってしまうので1,200円ほどかかってしまいますが、ご自身のお口の状態を多角的に把握する一つの検査としておすすめしております。

MIペースト

2019年9月6日

当医院でおすすめしている歯科用アイテムのご紹介をしていきたいと思います。

第一弾はMIペースト。

見た目はこのような歯磨き粉みたいなものですが、中身は牛乳成分由来の豊富なミネラル(カルシウム、リン)や口腔内環境の中和作用と緩衝作用をもつCPP-ACP(リカルデント)を含んだ全く新しいコンセプトの口腔ケア製品。

こちらの製品はごく初期の虫歯ならば再石灰化を促せる製品になります。(進んでしまった虫歯には効かないので病院で処置してもらいましょう)

味も色々とあり、限定フレーバーも出たりします。私のお気に入りはメロン味です。甘めの味なので小さいお子様も美味しく塗れます。

塗り方は歯磨き後、綺麗な歯ブラシにて歯全体に塗って3分キープするだけ。3分経ったら余分なペーストは吐き出しても構いませんが、私は塗ったまま就寝しています。

当院でも取り扱いをしておりますので、スタッフにお声がけください。

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