自分の歯で噛めることのメリットについて
2020年4月13日
皆さんこんにちは。
ちがさきサザン歯科です。
歯医者は患者さまに、天然歯の重要性についてお伝えすることが非常に多いです。
天然歯はかけがえのないものだから、出来る限り削らない、抜かないことが大切であるというお話はよく耳にしますよね。
ただ、最近ではインプラントのような優れた装置も開発されていることから「本当に自分の歯でなければいけないの?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
今回はそんな自分の歯で噛めることのメリットについてわかりやすく解説します。
歯を失った際には、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの治療によって欠損部を補うことができますが、やはり天然歯とは大きく異なると言わざるを得ません。
セラミックのような美しい材料を用いれば、天然歯と同様に審美性まで回復させることはできますが機能面においてはなかなかそう上手くはいかないものです。
なぜなら、天然歯には「歯根膜(しこんまく)」という重要な組織が存在しているからです。
歯根膜は、歯と歯槽骨との間に存在している組織で、基本的にはクッションのような役割を果たしています。
例えば、歯に強い衝撃が加わっても歯根膜があることで、歯の破折や歯周組織への傷害を軽減することができます。
また、噛む力を敏感に感じ取る機能も備わっており、硬いものや軟らかいものなど、いろいろな食べ物の食感を楽しむことができるのも歯根膜のおかげといえるのです。
さらに、歯根膜は歯周組織へ酸素および栄養を供給する役割も担っています。
普段は何気なく使っている天然歯ですが、失うことで初めてその重要性に気付きます。
けれども、天然歯は二度と再生しない組織でもあることから、失う前にその重要性を知っておかなければなりません。
そして、いつまでも自分の歯で噛み続けることができるよう、むし歯や歯周病予防に力を入れていきましょう。
このように、天然歯はかけがえのないものなので、いつまでも健康な状態を保ちたいものです。
ちがさきサザン歯科なら、患者さまの大切な歯をお守りするサポートができますので、むし歯や歯周病をしっかり予防したいという方は、いつでもお気軽にご連絡ください。